労働安全衛生取り組み事例

安全躾(しつけ)道場

各工場に、安全への意識を高めることを目的として、現場に潜む危険を疑似体験しながら安全教育を行う施設、「安全躾(しつけ)道場」を設けています。たとえば、犬山事業所の安全躾(しつけ)道場には、5Sや指差し呼称などの「しつけや習慣」を確認するコーナーと、危険疑似体感装置を用いて現場で起こりうる危険を学ぶコーナーを設けています。危険疑似体感装置は、社内外の災害事例をもとに現場に潜む危険を安全かつリアルに体験できるよう工夫され、「巻き込まれ」「はさまれ」「感電」などの危険を想定した17台の装置が設置されています。 安全躾(しつけ)道場

安全躾(しつけ)道場
(犬山事業所)

製造現場のデイリーオーディット(犬山・伊勢)

L&A事業部とクリーンFA事業部の製造部では、安全衛生に関する職場の自主監査活動を2013年6月に開始し、それ以降、監査を毎日実施してきています。オーディットの実施にあたり、プロジェクトチームを結成し、オーディットの項目選定、スケジュール立案、オーディット結果の職場へのフィードバックと即時改善、という一連の流れを業務フローに落とし込んでいます。本活動の大きなポイントは、オーディット結果が週単位で担当役員に定期報告されるという仕組みです。これにより、活動がオーソライズされ、目標達成のための活動ベクトルも揃い、開始以来、結果は良好に推移してきています。 デイリーオーディットの様子

デイリーオーディットの様子
犬山事業所

オフィスの5Sデイリーオーディット(本社・伊勢)

本社・伊勢事業所では、オフィスの安全・衛生の強化とコスト削減のために5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)デイリーオーディットを実施しています。
オーディター(監査する人)は、所定のエリアを毎日巡回し、チェックシートに書かれた項目をひとつずつチェックし、その結果をスコアにして取りまとめます。
チェック内容は、「通路につまづきそうなものが置かれていないか?」「机の下には、災害時に身体を隠すスペースが確保されているか?」といった、オフィスに潜む危険を予防する項目や、「机の上にホコリがたまっていないか?」といった職場衛生に関する項目があります。加えて、「不要な文房具はないか?」といったコスト削減に通じる項目もあります。
毎日実施すること、そして毎日スコアが部門長に送付されることにより、指摘に対する改善が即日実施されています。また、経営層に対しても活動の概況とスコアを毎週報告しています。トップのフィードバックに基づき、組織が一体となって活動を進めています。

オフィスの5Sデイリーオーディット(本社・伊勢)