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2009年02月13日

「京都モノづくりの殿堂」村田機械企業展示のご紹介

村田機械株式会社

2009年2月12日、京都市が小中学生を対象にキャリア教育を行う施設「京都まなびの街 生き方探求館」(京都市上京区)内に、「京都モノづくりの殿堂」がオープンしました。

京都市教育委員会などが進める産官学協同の「京都こどもモノづくり事業」の一環として開設されたもので、ムラテック・村田機械もこの事業に賛同し、殿堂内に企業ブースを出展しています。

「京都モノづくりの殿堂」は、京都市内の小学生が訪れる校外学習の場として、子どもたちのモノづくりに対する興味・関心を高めることを目的に運営されます。村田機械を含むメーカー16社が協力し、それぞれ創業者の生い立ちや技術開発の苦労、モノづくりの未来像などを紹介するパネルや映像を、教材として提供しました。

当社のブースは、モノづくりが国境や民族、宗教の違いを超えて人びとの生活を豊かにできること、だからこそ使命感を持った高い技術力は世界中で歓迎されることを子どもたちへのメッセージとし、会長・村田純一の留学時代から村田機械が世界的な機械メーカーへと成長するまでの挑戦を、パネルや機械展示で紹介しています。

私たちは世界中にお客さまを持つ機械メーカーとして、また京都で創業し発展してきた企業として、未来を担う子どもたちに少しでもモノづくりの楽しさ・魅力を伝えることができればと願い、この事業に協力しています。

「京都モノづくりの殿堂」ムラテック村田機械展示

ブースのメイン展示は“結び目無しに糸をつなぐ機械"「マッハスプライサー」の実物展示。圧縮空気を利用して糸端をほぐし、それを絡めて撚り合わせることで糸をつなぎます。
1979年に開発された機械は、まさに精密メカの集合体。ハンドルを回すことで、メカの精緻な動きが見られます。

「京都モノづくりの殿堂」ムラテック村田機械展示

実際には1秒もかからないマッハスプライサーの糸つなぎの様子を、CGを使った分かりやすい映像展示で説明しています。
この機械の発明で、1本300km以上にもなる長くて品質の良い糸が作られるようになり、服作りの効率も向上させました。普段目にすることのほとんどない、しかし身近な生活を支える技術です。

「京都モノづくりの殿堂」ムラテック村田機械展示

「創業者精神」を紹介したパネル展示では、当社会長・村田純一が「広い世界にあこがれ」留学し、「オリジナル技術」にこだわり、マッハスプライサーの開発を経て世界的な繊維機械メーカーに育つまでの「挑戦」を紹介しています。
また綿花が「一本の糸」になるまで、どれだけの手間をかけて作られるかを説明することで、機械が人びとの仕事を楽にしていることをパネルで紹介しています。

「京都モノづくりの殿堂」ムラテック村田機械展示

「生活を支える機械たち」のパネルでは、衣服をはじめ、自動車や自動販売機、液晶テレビや宅配便など、身のまわりのさまざまなモノづくりに関わっているムラテック・村田機械の技術を紹介しています。
また「モノづくりの未来」パネルでは、見て(=センシング)、考えて(=コントロール)、動かす(=モーションテクノロジー)ことで、作ったり、運んだり、伝えたりと、さまざまなソリューションを提供し、人びとの夢を実現できる「機械」の可能性を紹介しています。

「京都モノづくりの殿堂」は、京都市が進める「京都こどもモノづくり事業」の一環として、2009年2月にオープンした小学生向けの教育施設です。京都が優れた伝統を受け継ぐ「モノづくり」都市であることを理解するとともに、モノ作りに携わる人びとの知恵や工夫、情熱に触れることで、子どもたちが自分の将来や夢について考えを深めることを目的にしています。

村田機械は、「京都こどもモノづくり」事業に賛同し、「殿堂」の企業展示や教科書副読本「京都モノづくりものがたり」の制作などに参加・協力しています。

※「京都モノづくりの殿堂」は小学生を対象とした教育施設のため、通常一般公開はしておりません。

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