キャリア対談キャリア対談

豊富な技術力を活用して、お客様に最適な提案を

今尾
板金システム部のプロポーザルグループは、お客様への企画・提案力を強化する目的で、1年前に設立された新しい組織。なかでも、松本さんが担当する加工技術開発の分野は、重要な役割を担っていますね。
松本
そうですね。村田機械は数年前から、新分野であるレーザ加工機の開発に力を入れ始めていて、その動きを加速させています。私個人としては、レーザ加工機に関する新しい加工技術の開発、加工現象の解析などの課題に取り組んでいます。
今尾
私たちのグループには、全部で4チームがありますが、それぞれのチームが連携しながら、各課題に挑戦していますね。板金システム部が提供している加工機は、主に住宅、ビルなどの建材業界をはじめインフラ業界などの製品加工に使われる生産設備です。その加工品は用途ごとに建築部材、家具用部材、エレベータ本体の金属パネルなど、みなさんの暮らしのなかで身近に使用されていますが、今以上に付加価値の高い設備、加工技術をお客様に提案していきたいですね。
松本
従来のプレス加工機などに加えて、レーザ加工機を開発する狙いは、新しい加工技術とノウハウを社内に蓄積すること。それによって、お客様の様々なニーズに最適な設備や加工システムを提案できるわけですから、これからも全力で課題を解決していきたいと思っています。

ものづくりの面白さは達成感の大きさにあり

松本
私がレーザ加工機の開発を担当し始めたのは、入社3年目のとき。自分にとっては未知の分野でしたが、社内にもまだレーザ加工に関する技術やノウハウが少ない時期でした。
今尾
最初は苦労も多かったようですね。
松本
半年間は外部のレーザ加工工場で実務研修を受けるなどして、無我夢中で勉強しました。その頃に印象に残っていることは、技術面のことで少し弱気になっていたとき、当時の上司である部長から「工作機械は、加工技術を少しでも知っている若手の松本君たちが引っ張って行かないといけないんだ」と、激励の言葉をかけてもらったこと。そうした周囲の励ましが今も、責任感とモチベーションを支える原動力になっている気がします。
今尾
村田機械には新しい課題に若手が挑戦できる企業風土があり、レーザ加工機の開発は、その代表例の1つだね。もちろん、他の分野でも適材適所で若い人材が育っている。私もこれまで技術職だけでなく、営業職なども経験し、視野が広がりました。未知の分野への挑戦により、柔軟な発想力が養われることは確かで、今の仕事にもこれまでの経験が活かせていますね。
ところで、松本さんが開発に携わったファイバーレーザ加工機の完成は、2012年ですね?
松本
はい、そうです。同機の開発では、ターゲットを薄板加工の市場に絞り、製品を高精度に加工できる性能を追究しました。その性能が精密な品質を求めるお客様に評価され、設備の売れ行きは好調です。
今尾
工作機械の開発は、お客様の用途によって、提案すべき加工法や設備は多岐にわたります。従来の技術では対応しきれない場合もあり、課題の解決に向けては、つねに試行錯誤。現場で汗を流し、地道に課題を解決しながら、一歩ずつ目標に近づいていく。特に新組織であるプロポーザルグループの場合、「新しい道を自分たちが開拓していく」との意識を忘れず、仕事に取り組んでいます。目標を自分で決めて進む場合も、すでに決められた目標に向かっていく場合も、達成したときの満足度が高い仕事だと実感しています。
松本
レーザ加工機を開発したときもそうですが、目の前に立ちはだかる壁を乗り越えたときの達成感はやはり大きいですね。そして、村田機械ならではの仕事の面白さは、担当する仕事の幅が広いので、常に新しい技術や知識を吸収できることでしょうか。

個人の働きやすさが村田機械の魅力

松本
話題は変わりますが、今尾さんが学生のとき、村田機械を選んだ理由は何だったんですか?
今尾
私が会社選びで真っ先に重視したのは、働きやすい環境でしたね。たくさんの会社を訪問・見学しましたが、村田機械にもっとも働きやすさを感じました。実直でアットホームな企業の印象を持ち、自分の意見を素直に発言できそうだと思った。企業規模の面からも、若手のうちから、大きな仕事に挑戦できそうな会社だと思いましたね。それと、仕事に関する体験談を話す先輩たちの姿が輝いて見えたことも好印象だった。
松本
偶然ですが、私も今尾さんと同じです。就活で最優先に考えたのは働く環境でした。就職から定年になるまで約40年間にわたって「自分らしく働ける環境」、そして「自分が成長し続けられる環境」などに注目して、就活に取り組んだ記憶があります。ある先輩社員からは、「自動車業界の大手メーカーなどは、分業がすすんでいるので、技術者が部分的な開発に関わることも多い。村田機械の企業規模であれば、一人が機械・設備づくりに幅広く関わることができるよ」と聞きました。それも魅力的でしたね。

社内に浸透する挑戦する企業姿勢

今尾
ものづくりに関して、挑戦することを恐れず、課題の解決まで責任を持って取り組む点が村田機械の強み。お客様の要望にとことん最後まで応える企業姿勢を貫いているので、お客様との信頼関係は厚いですね。一方、最近は事業のグローバル化が加速して、海外での技術展開が活発になり、さまざまな変化が求められていますね。
松本
会社としても、グローバル化に対応して、組織も個人も進化していく必要があるでしょうね。私も今年、海外短期派遣研修で北米の現地法人(MMUSA)に行って、3か月間を過ごしました。目的はレーザ加工に関する技術を米国の現地スタッフに指導し、伝えるため。現地で感じたのは、海外で事業を展開していくには、まず意思疎通、つまりコミュニケーションを何よりも大切にすること。そして、現地スタッフとの信頼関係づくりの大切さを痛感しました。
今尾
私がチームをまとめる上で心がけているのは、チームが力を発揮できる環境づくりを図ることです。その基本は相手とのコミュニケーション。活動する国が変わっても、仕事を円滑に進めるポイントは同じと考えています。課題に対して個人で解決するだけでなく、常に組織で力を合わせて、取り組みたい。情報を共有するには、上手くいっているときだけでなく、課題や悩みを抱えているときも、いつも気軽に議論し合える環境であることが理想ですね。組織に支えられて、個々人が力量を高めるとともに、チームワークを発揮して提案力を強化していきたいです。

意欲ある若き人材に期待したい

松本
学生の皆さんへのアドバイスとして、就職活動では自分が何を優先したいかを決めておくことが大切だと伝えたい。そして、安定志向ではなく、自分から成長していこうとする人であれば、村田機械にはチャンスが沢山あります。
今尾
そうですね。好奇心を持って、興味のあることに挑戦していただけたら良いと思いますね。「私はぜひ、これに取り組みたい!」と、自分の意見を積極的に発信してほしい。
松本
最後に、今尾さんは将来の目標についてはどう考えられていますか。私の場合、レーザ加工に関する技術や知識を今は教える立場になっていますが、教えるには自分自身も成長を続けていく必要がある。自らのスキルを常にレベルアップしていきたいと思っています。
今尾
私が取り組みたいテーマは、やはりグループ・チームの活性化をどう図っていくか。大切なのは個人のレベルを伸ばし、その個人の力を結集して強いグループ・チームにしていきたいですね。そのようなグループ・チームで販売活動を引率できるように、組織の力を最大限に発揮していきたい。そのためにも、意欲のある若手の活躍に期待しています。
※所属・年次は2014年取材当時のものです
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