ダイバーシティへの取り組みダイバーシティへの取り組み

これまでのキャリアを振り返ってみると?

TOPIC1
私は初めて担当した物件が印象的です。1年目の夏、引き合い中のお客様のもとに見学感覚でついていき、その後も何かと対応させていただいたところ、私を担当SEにご指名下さったんです。とても大変でしたが、周囲に助けられながら最高の勉強ができました。工事中、毎週現場に通い、図面が形になる過程を現物で学べたのも大きな収穫でした。1年半、お客様と二人三脚で歩み、最後に「ありがとうございました」とお礼を言って下さった時の感動は今も忘れられません。SEとしてまた社会人としての私の原点です。
早々に独り立ちすると大きく成長できますね。私が初めて部品設計を任されたのは、やっと図面の描き方が身についたかどうかという2年目でした。小さな部品ですが、必死で他機種や他社の製品を調べ、先輩の考えを聞き、そのうえで自分なりにベストの形をとことん考え抜いて図面にしました。それが搭載された製品が世に出た時は本当にうれしくて。技術者としての第一歩を踏み出せた実感がありました。
村田機械はそんなふうに若手に仕事を任せることが多い一方で、段階を踏んで育てていくという配慮があるのも感じます。私は途上国と関わりのある仕事がしたくて繊維機械事業部の営業を志望したところ、まず、本社のロジスティクスグループに配属され輸出業務の担当になりました。技術部門とのやりとりが多く自然に人脈ができましたし、海外のお客様に製品をお届けする手順をつぶさに学ぶことができました。これが、繊維機械事業部の営業部内に移動後もとても役立っておりいい経験をさせてもらったなと感謝しています。
私の最初の配属先は、情報機器事業部の商品企画室。技術部門と営業部門の間に立って商品を企画していく部門です。出身は畑違いの農学部ということもあり、わからないことばかりで、常に周囲に聞き歩いていました。励みになったのは、事務機を使われるお客様は主に、機械について特別な知識のない事務員の方々なので、近い立場にある私がお客様の思いを代弁しやすいという事でした。なかなか成果は出ませんでしたが、ある会議で、市場のニーズと企画提案をプレゼンした時、会議後出席されていた課長から「あなた、結構芯があるね」と声をかけられた時は嬉しかったですね。そして4年が経った頃先輩から「3年目でぐっと伸びたね」と言われ、やっと一人前と認められた気持ちになりました。たとえ遅咲きでも、必ず見てくれている人がいる職場だと思います。
私は、これまで3度の部署異動を経験し、それぞれの職場で多くのことを学ばせてもらったと感じています。特に2度目の異動では、配属早々に情報機器事業部の技術ショールームの企画を任せてもらい、戸惑いながらも大きなやりがいと達成感を味わうことができました。その後人事へ異動し女性活躍推進の担当となりましたが、初めは何から手をつけていいのかわからず、随分悩みました。試行錯誤を重ね、管理職を対象としたセミナーの開催や両立支援制度の導入を行ってきましたが、振り返ってみると、困難な状況ほど良い成長の機会になっています。ハードルの高い仕事を任されたらチャンスだと思ってひるまず挑戦することですね。皆さんの話を聞いて、村田機械は男女の隔てなくどんどんチャンスを与える会社だと、改めて実感しました。

女性がさらに活躍するための課題は?

TOPIC2
繊維機械の営業部門には、キャッチャーとピッチャーという役割分担があります。海外でお客様と商談してくるのがピッチャーで、社内で技術部門とのやりとりをするのがキャッチャー。キャッチャーは一般的に2、3年目の若手が担当し、機械や契約のことを学びます。ピッチャーになるにはテストもあって、私もそのステップを踏んで今はピッチャーをしています。でも女性が子どもを持つと海外出張を伴うピッチャー業務の継続は難しく、キャッチャー業務に戻られている先輩もいます。それはステップダウンと思われる方もいるかもしれませんが、その先輩は、ピッチャーと技術部門の間をつないでプロジェクトを推進し、若手の教育でも成果を上げておられます。そういう自分に合った働き方を自然に誰もが選べるよう、いろんな選択肢が整えられていくといいなと思います。
私の所属するクリーンFA事業部SE部の仕事も海外出張が多い部署です。以前おられた先輩は育児休業から復帰するタイミングで別の部署に異動されたので、これまで育児と両立されているケースはありません。だからこそ、それができる環境を自分たちで切り拓いて、実績を積み重ねていかなければと思います。また個人的には男性にも育児休暇を取ってもらい、多くの女性が味わうことになる子育ての喜びや苦労を知ってほしいですね。会社としてそれを促進する取り組みに期待しています。
女性の働き方のバリエーションが増えることで、皆さんの後に続く若手女性は自分のキャリアがイメージしやすくなると思います。皆さんにはロールモデルになっていただきたいですね。また男性の子育て参加については、課題として認識していますので、これから少しずつ気運を盛り上げていければと考えています。
私は今、まさに子育て中なので、支援の必要性は感じています。一方、所属する広報室は女性が多くて上司も周囲も理解があるので、恵まれているなとも思います。子どもの病気などで急に休む時に備えて、日頃から自分の仕事の情報を周囲と共有しておくといった配慮は必要で、周囲の人達の協力のおかげて両立できています。女性だからということで評価に差がつけられるということもなく、結局は個人の頑張り次第だと思います。
私は大学時代も含めて女性であるがゆえのやり難さを経験したことがありません。ただ、一部の大学の理系学部では、女性というだけで研究テーマがもらえなかったという話も耳にします。企業でも同じようなことがあると考えている女子学生が居るならば、少なくとも自分は全く男女差を感じず仕事をしていることを伝えてあげたいですね。

今後、実現していきたい目標や夢は?

TOPIC3
結婚を意識する年代になり、家庭と仕事の両立はいよいよ現実的な課題になってきました。さっきも触れたように、出産とともに部署を移り、新しい活躍の場を拓かれている先輩もおられますが、私のSE歴はすでにその先輩より長くなりました。出張中の上司に代わって疑問に答えたり助言をしたりできるだけの経験は積んできたと思うし、後輩に伝えたいことの蓄積もあります。だから、できれば今の部署で、自分だからこそできる、子育てとも両立可能なポジションをつくって、後輩たちにも道を拓ければと思っています。
私は、昨年結婚しましたが、今後子どもができても今の仕事を続けていきたいと思っています。情報機器事業部の大きな目標は顧客のオフィス環境の充実なので、複合機を補完する新たな製品の開発にも挑戦して、多くのお客様に喜んでいただくのが夢です。子どもができた時のことを考え、今は、何かを頼まれた時にはできるだけ早く結果を出すことを意識しています。素早いレスポンスで、頼みがいのあるやつだと認識してもらうためです。出産で抜けた時に、「復帰後は両立に協力するから早く戻ってきてほしい」と言ってもらいたいですからね。
私は育休から復帰して1年後に商品企画から広報へと異動しましたが、商品企画での経験は現在の仕事にも活きています。引き継いだ仕事に早く習熟してしっかりこなせるようになったうえで、自分なりに仕事の幅を広げていきたいですね。特に興味があるのは社外広報。BtoB企業ではありますが村田機械の知名度やイメージを、少しずつでも変えていけたらと思います。
私は今、海外営業2年目として奮闘中です。憧れのピッチャーになったものの、担当する台湾の繊維業界は新たな大型投資が続く時期でもなく、またどっしり構えた営業スタイルが好まれる傾向も強くて、どうすれば自分らしさを活かせるかがまだ掴めていません。キャッチャーとして感じていた充実感ややりがいをピッチャーとしても見つけ、活躍したい。それが今の目標です。
仕事と家庭の両立、また女性のロールモデルが少ない中で自分の存在価値をいかに高めて行くかは難しい課題ですが、先輩や上司とも相談しながら、ぜひ前向きに頑張ってください。私自身は、今年からチームリーダーになり、個々の力を引き出していくことに難しさとやりがいを感じています。まだまだ駆け出しですが、チーム力を高められるようなリーダーを目指して、経験を積んでいきたいと思っています。また女性活躍の推進担当者として、女性リーダーを増やしたいと強く思っています。女性をはじめ、多様な人材が活躍できる組織になることは、会社の成長にとって不可欠ですし、これから社員の皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思います。
※所属・年次は2014年取材当時のものです
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