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MC-T101MT
ハイブリッド光触媒とは
マスククリーンのフィルターには、独自の溶射技術でコーティングしたハイブリッド光触媒が使われています。ハイブリッド光触媒とは、光触媒の活性酸素と抗菌金属イオンを利用した光触媒テクノロジーです。抗菌金属自身の抗菌効果が加わるだけでなく、光触媒がさらに活性化することで、より高い分解性能を実現しました。
光触媒
光触媒に光が当たると、電子(e−)やホール(h+)が発生。空気中の酸素(02)、水(H20)が結合し、活性酸素(02−、・0H)となり、菌の細胞壁、ウイルス、臭いのガス成分などを分解します。
抗菌金属
金属イオンが菌体内酵素活性の失活を引き起こし、細胞死を誘導します。
独自の溶射を用いて、光触媒と抗菌金属を混合して基材に均一分散した被膜を成膜しました。光触媒単体だけでも高い除菌効果を示しますが、抗菌金属を加えることで、抗菌金属の効果に加えて光触媒がさらに活性化し、光触媒単体と比べて高い抗菌性能を実現しています。
独自の溶射技術
溶融・軟化させた粒子を高速(マッハ3 程度)で基材表面に衝突、積層させて皮膜を形成する表面被覆技術を採用しています。接着剤等は使わないため、純度の高い皮膜を形成することができます。
今まで光触媒の基材への成膜は、接着剤の役目を担う溶剤を用いてなされてきました。この方法は、光触媒を溶剤中に「埋もれ」させてしまう上に、基材表面上の密度も「まばら」にしてしまいます。その結果、光触媒が光や空気に当たる面積は小さく、効率性は著しく抑制されざるをえませんでした。「マスククリーンの溶射」は、光触媒を基材に「直接」、「薄く」、「均一」に成膜することを可能にしました。基材表面上で溶剤に埋もれることなく、薄く均一に並ぶことで、光触媒物質の活性面積が飛躍的に大きくなりました。
ガスの吸着/分解リサイクル形成
従来、臭いの元となるガスの消臭は吸着剤に吸着することで終わっていました。この方法では、いずれ吸着剤は飽和に達し消臭能力を失ってしまいます。こうなると、吸着剤を高温で焼成するか、新品に交換するしかありません。マスククリーンは、光触媒と吸着剤の種類と量を適切に組み合わせて基材に独自の溶射をすることで、吸着されたガスを光触媒が分解するという、吸着剤の飽和を抑える全く新しいサイクルを確立しました。
データで見るマスククリーンの除菌力・消臭力
アセトアルデヒド消臭試験
当該物質は臭い試験の代表的なガスです。体臭や口臭等に含まれます。
試験機関: | 株式会社フジコー 若松響工場 |
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試験方法: | 25m3空間内でMC-T101MTを強運転で稼働 |
初期濃度: | アセトアルデヒド3ppm(悪臭防止法基準の60倍) |
測定装置: | INNOVA製光音響マルチガスモニター |
アレル物質分解試験
ダニ、花粉アレルゲンは、アレルギー症状の大きな因子と言われています。
試験機関: | ニチニチ製薬株式会社 |
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試験方法: | フィルター(50mm)に付着させたアレルゲン(約600ng/ml)の濃度に調整したアレルゲン(溶液4ml使用)をELISAで測定 |
アンモニア分解力比較
フィルターの抗ウイルス試験(フィルターに付着したウイルスの減少試験/北環発2019_0523号)
試験機関: | 一般財団法人 北里環境科学センター |
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試験ウイルス: | 付着した1種類のウイルス |
試験方法: | 光触媒試験法(JIS R 1706:2013)を参考に実施 |
ウイルス定量法: | プラーク法による感染価測定 |
注)写真の白い部分は、ウイルスが増殖して細胞が死んでいる状態です。 |