機械と機械、人と機械、人と人を結ぶ技術を追求。
「つながる」モノづくりで世界をより良く変えてゆく。

代表取締役社長
村田大介 1961年京都府生まれ
1987年村田機械入社、2003年より現職

5つの事業のシナジーを高め、
さらに高度な自動化と省力化を目指す

2020年に創業85周年を迎えた村田機械は、一貫して機械のオートメーション=自動化・省力化を追求してきた会社です。

そう遠くない将来、世界中で少子高齢化が進むと私は思っています。機械にできることは機械に任せ、人は人にしかできない仕事をするための自動化は、人類にとってますます重要な技術となってゆくことでしょう。情報通信技術の飛躍的な発展によって機械やその使われ方が急激に進化していることも、この流れを加速させています。

当社はこれまで、「自動化」というキーワードの下で、繊維機械、ロジスティクス&オートメーション、クリーンFA、工作機械、情報機器の5つの分野に展開してきました。その過程で、それぞれの事業において研究開発を深化させてきました。変化し続けながら多様化と複雑化を重ねてゆく社会において、これほど幅広い事業領域を維持することは容易ではありません。しかし、こうした事業の広さと深さは、他の会社にはない当社の大きな資産でもあるのです。それを活かして、異なる事業を有機的に結合してユニークな自動化技術を編み出し、快適で便利な製品とサービスを世界中のお客様に提供していくことが当社のビジョンです。

つながりを大切に豊かな社会を切り開く

このビジョンを実現するためには、村田機械が展開する幅広い事業に携わる社員同士の「つながり」、そしてその集合体である会社と、お客様や社会との「つながり」が何よりも大切だと思っています。

当社の営業、開発、製造、メンテナンスなど様々な役割を担う社員は、それぞれが自分の持ち場で高い専門性を磨きながらお互いに連携して、一つの事業の川上から川下までをしっかりとつないでいます。長年にわたるB to Bのビジネスを通じて築きあげた、お客様を起点とする強靭な連鎖。これをタテのつながりと呼びましょう。

一方で、多様な製品やサービスを世界中の様々なお客様に提供している当社が、それぞれの事業や地域の枠を超えて有形・無形の資産を活用し合うことができれば、これまでにない新しい技術をより多くのお客様へ確実にお届けすることができるはずです。これが当社のもうひとつの特色である、しなやかなヨコのつながりです。

タテとヨコの糸が布を織りなすように、これらの二つのつながりでもって、豊かなグローバル社会の実現に貢献する。身近なつながりをより大きなつながりへと縦横に拡大する夢を共有しつつ、全社員一丸で「つながる力」を鍛えてゆく。そんな目標を言葉にしたのが、創立80周年に定めたコーポレートメッセージ「今をつないで未来を拓く・Link to the Future」です。

村田機械は今、持てる力のすべてを注いで、このコーポレートメッセージの達成に向かって走っているところです。

「人間力」を発揮できる、
個性に富んだ人材を待ち望んでいる

会社の発展の原動力が社員一人ひとりの自由な発想や行動にあることは言うまでもありません。そして、異質な個がつながり合ってより大きな力を発揮し、新しいものを生み出すには、それぞれがお客様や仲間たちと真摯に向き合い、相互の理解と共感を高めることが大事です。すなわち、相手に対する興味や協調性といった共通の資質を持ち、独自の個性にあふれた多彩な人材を、当社は求めているのです。皆さんが学業で培われた専門性も当然重視しますが、それ以上に「人間力」ともいう面に大きな期待を寄せています。

当社は前述したような5つの事業を行っているため、職種も分野も多岐にわたり、しかも世界中に活躍の場があります。ひとつの事業に専念している企業に比べると、自分の適性やライフスタイルに合った仕事、やりがいのある仕事を見つけられる可能性が高いと言えるでしょう。

機械、技術、お客様、そして人との出会いや「つながり」から得られる驚きと喜びを分かち合いながら、一緒に素晴らしい未来を拓いていきましょう。