ムラテックメカトロニクス株式会社

NEWS

成形プロセスモニタリングシステム「Muratec Molding Monitor(MMM)」ハンドキャリータイプを発売開始

2025年09月25日

NEWS一覧戻る


ムラテックメカトロニクス株式会社


ムラテックメカトロニクス株式会社(滋賀県蒲生郡竜王町弓削37、社長:村田大介)は、成形加工機に搭載された各種センサデータの収集・表示・蓄積・分析および加工機への指示をワンストップで行えるモニタリングシステム「Muratec Molding Monitor(以下、MMM)」のハンドキャリータイプを、2025年10月1日(水)より販売開始いたします。

MMMは主に、高い精度を求められる成形加工品の試作や量産立ち上げ時に、成形機に搭載された各種センサからの実測データを収集し、加工機本体の設定値との乖離を把握するのに役立ちます。特に試作では、データ収集が必要なタイミングでMMMを移動して使用されることが多く、持ち運びや接続の煩わしさが課題となっていました。

MMMハンドキャリータイプは、システムを構成するパネルPCと各種センサからのデータ変換用アンプを専用ケースに収納し一体化したことで、複数の加工機や工場をまたいで使用する時に持ち運びが容易な設計となっています。また、接続の簡素化と作業効率の向上のため、従来製品はデータの入出力端子を手作業で接続する必要があったところ、端子を1列にまとめた端子台を採用しています。

 

■Muratec Molding Monitorについて

高い品質が求められる成形加工のモノづくりの現場では、加工機の設定値に対する実測値の把握がますます重要となっており、各種センサを用いた精密な計測が不可欠です。しかし、多くの加工機ユーザーは、センサメーカーが多岐にわたるため、データ取得が煩雑になるという課題を抱えています。
MMMは、各社のセンサアンプを接続することで、計測データの一元管理を支援します。さらに、MMMには機械学習機能が搭載されており、取得したデータの分析が可能です。これにより、加工データをクラウドにアップロードする必要がなく、加工品の良否判定をローカルで実現できます。
また、MMMのユーザーインターフェイスは、アイコン・色・レイアウトによって機能が直感的に理解できるよう設計され、「触ればわかる」直観的なタッチ操作が可能です。

 

■主なスペック:

■価格と発売時期:
システム価格:300万円(税別)
発売時期:2025年10月1日より発売開始(出荷開始10月上旬)

 

■製品画像