第35期

大川洋平さん

米国バージニア大学
(東京大学大学院 情報理工学系研究科 数理情報学専攻修士課程1年)
2004年8月~2006年8月

バージニア大学の学生たちは、よく学び、よく遊んでいます。
24時間営業の図書館は、夕食を済ませた学生たちで午後7時頃から混雑し始めます。人が一番集まるのは午後11時でしょうか。図書館には深夜でも勉強中の学生が見られます。しかし、土曜日の晩だけは、図書館がからっぽになります。みな、パーティに行くのです。その喧噪がピークになるのもやはり午後11時。日曜日の夕暮れには、また図書館に人が戻ってきます。

日本とは大きく違った環境のなかで、研究に集中することができたのは、村田海外留学奨学会の手厚いご支援を頂いたからです。大学への出願する際の書類準備に始まり、日本からの引っ越し支度、そして大学での学費および生活費など、研究そのもの以外のすべての面でサポートして頂きました。
そのなかでも特に有り難かったのは、奨学会のみなさんの、心のこもったサポートです。信頼に基づいたこまやかな援助は、外国人としての厳しい対応に疲れた私には、大変有り難いものでした。

暖かいサポートと卒業後の進路の制約のなさは相反しがちです。両者を兼ね備えた財団にご支援いただき、本当に感謝しております。ありがとうございました。