第39期

石上玄也さん

米国マサチューセッツ工科大学
(東北大学大学院 工学研究科 航空宇宙工学専攻 博士課程3年)
2008年4月~2009年3月

私は、2008年4月から2010年3月までの2年間、米国マサチューセッツ工科大学において、Postdoctoral Associate(ポスドク研究員)として移動ロボットの研究活動に従事しました。

大学での第一印象は、指導教員や学生との議論が非常に白熱するという点でした。学生のモチベーションの高さに当初圧倒されつつも多くの刺激を受けました。また、私が所属した学部では、様々な研究分野の方々が集まって、一つの大部屋を区分けして研究をしていました。このシステムによって、自分の専門分野とは異なるフィールドの方とも交流でき、共同研究をするに至りました。この研究者間の交流を部屋作りによって円滑にしている点は非常に合理的なシステムだと感じました。

2年間の研究生活では、研究の進捗について一喜一憂したり、特に留学初期は自分の英語力の乏しさから引け目を感じたりもしましたが、ロボットの開発や研究、企業へのコンサルティングなどを通して多くの知見や達成感を享受しました。密度の濃い研究生活を通して、自分自身の様々な面での成長を実感できたことは、非常に価値のある経験でした。

留学奨学金制度を探していた2007年当時の私は、いっさいの制約条件がなく40年以上も続いている村田海外留学奨学会は大変な魅力であり、また、奨学生の方々のメッセージなどからも、留学をより現実のものとして描けるようになりました。海外での初めての研究生活において、村田海外留学奨学会には渡航費や学会参加費などのご支援に加え、私の場合、奨学金の開始時期を半年早めていただきました。知り合いもいなかった異国の地で、留学初期からのこのようなサポートは精神的にも非常に助かりました。改めて、村田海外留学奨学会に厚く御礼申し上げるとともに、今後も多くの方が海外にて研究や学業に活躍されることを祈っております。