VORTEX精紡機

VORTEX精紡機

ファッションの世界では多様な価値観と自己表現としての「個」が追求される一方で、それを支えるテキスタイルの世界では、ますます「グローバル化」が進行しています。だからこそ、一本の糸にも新しい付加価値が期待されています。

「VORTEX(ボルテックス)精紡」は、空気の渦で糸を紡ぎだす技術。空気の流れに乗った繊維が独特の構造を形成し、そのことで糸は様々な機能性を備えます。

ムラテックだけが成功したこの糸づくりの技術が、ファッションの世界に、新しい流れを作り出しています。

VORTEXの3つのチャレンジ

技術開発、高速紡績、素材・番手拡大

紡績技術

1990年代、Muratecは新たな紡績法の開発に成功し、これをVORTEX精紡法と命名します。このVORTEX精紡法で作られた糸は、他の紡績手法とは異なる特長を持っています。

VORTEX紡績工程

VORTEXは練篠スライバーからダイレクトに糸を紡ぎパッケージに仕上げます。

高速紡績

2011年にデビューしたVORTEX III 870で最高速度500m/分を実現。以降も高速紡績の実績と信頼を着実に積み重ね、870 EXでは最高速度550m/分を実現しました。

素材・番手拡大

これまでの経験やお客さまのご意見を反映させながら、さまざまな素材・番手での紡績実績を重ねてきました。現在、単一機台としては最も幅広い範囲の素材・番手の紡績に対応します。