- GMICS
- プラスチック成形
- 見える化
- 稼働監視
- 属人化解消
「成形技術×データ」で、未来を予測し価値を届ける工場へ
株式会社笠原成形所

取締役 関様
工務課 課長 水沢様
品質管理課 課長 高橋様
- 業種
- プラスチック成形
- 所在地
- 〒949-7101 新潟県南魚沼市五日町335-1
- 設立
- 1973年(創業)
- 従業員数
- 45名
- 事業内容
- 自動車用部品、医療機器用部品等のプラスチック射出成形品の製造
- ホームページ
- https://www.kasahara-im.jp
- 代表者
- 代表取締役 笠原 利博様
超精密射出成形を強みに、データを活用した工場運営に取り組まれている企業です。
株式会社笠原成形所様は、プラスチックの超精密射出成形を強みとし、内視鏡用部品や遠隔手術支援ロボット用部品といった医療分野向け製品を中心に、自動車分野や半導体分野向けの精密部品を製造されています。高い品質と精度が求められる製品を数多く手掛け、各業界のものづくりを支えておられます。
同社の特徴は、「21世紀型職人を目指します」という理念のもと、経験や勘だけに頼らず、データを活用したものづくりを早くから推進されてきたことです。2004年には現場管理システム「MICS」を導入し、20年以上にわたり継続的に改善を重ねてこられました。一方、多品種少量生産を行う中で、帳票管理や材料管理の複雑化といった新たな課題にも直面。会社全体の情報管理をさらに強化するために「GMICS」を導入されました。
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導入製品
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GMICS
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導入効果
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2004年のMICS導入以来、約20年にわたりデータを活用した現場管理を続けてきましたが、多品種少量生産の取引先が増え、帳票の種類や材料管理が複雑化する中で、現場管理だけではなく会社全体の情報を一元管理できる仕組みが必要になっていました。
GMICSの導入により、受発注管理から生産計画、材料管理、帳票管理までをシステムで一元管理できる環境を構築。特に材料管理では、従来の番地管理から材料を軸としたフリーロケーション管理へ移行し、担当者の経験や記憶に頼らない運用を実現しました。またシステムに蓄積されたデータを活用することで、実績や変化の傾向をより把握しやすくなり、改善点の発見や対策の検討をこれまで以上にデータに基づいて進められるようになりました。
導入前の課題
MICS導入から20年以上。現場管理に加え、会社全体の情報を統合管理する仕組みが必要でした。
2004年のMICS導入以来、20年以上にわたりカスタマイズを重ねながら、会社の成長や業務の変化に合わせて活用を続けてきました。そのため現在では、MICSなしでは業務が成り立たないと言っても過言ではないほど、現場に浸透しています。
特に当社では多品種少量生産を中心としたものづくりを行っています。取引先ごとに求められる製品や数量が異なるため、工場内の成形機の配置換えも頻繁に発生します。そのため現場では機械番号ではなく、設備の設置場所を示す「番地」で管理しているほどです。人の記憶だけで工場全体を管理するには限界があり、生産計画や進捗を正確に管理するためにMICSは欠かせない存在となっています。
一方で多品種少量生産であるがゆえに、取引先ごとに様々な帳票が増え、管理は年々複雑化していました。そこで、帳票管理や材料管理まで含めた会社全体の情報をシステムで一元化し、よりシンプルで分かりやすい管理体制を構築したいと考えるようになりました。そんな中、補助金を活用できるタイミングも重なり、2020年にGMICSの導入を決断しました。
解決策と効果
誰が見ても分かる管理体制へ進化し、データを活用した改善活動を進めやすくなりました。
大きな導入効果の一つが材料管理です。以前は多種類の材料をあらかじめ決められた棚番で区切って管理していましたが、GMICS導入にあたり管理ルールを整理し直し、品名を入力するだけで保管場所が分かるようになりました。取引先ごとに類似の材料が増える中でも、誰でも迷わず正確に管理できるようになり属人化の解消に貢献しています。
このようにMICSからGMICSへと管理範囲を拡張したことで、受発注管理から生産計画、材料管理、稼働監視や帳票発行まで会社全体の業務をシステムで一元管理できるようになりました。必要な情報をすぐに確認できる環境が整ったことで、データを活用した改善活動も進めやすくなっています。それでもGMICSにはまだ活用しきれていない機能が多くあるので、今後も活用の幅を広げていきたいと考えています。
またMICS時代から継続している取り組みとして、生産センターの遠隔監視があります。生産センターでは成形機の無人運転を行っており、稼働状況はMICSを通じて本社で確認しています。平常時は材料補充や製品回収など1日2回程度の巡回で運営でき、省人化に大きく貢献。異常発生時にもすぐに気付けて現地への駆け付け対応ができるので、設備停止による影響低減にも役立っています。
今後の展開
「21世紀型職人」の育成を進めながら、データを活かしたものづくりをさらに発展させていきます。
当社では創業以来、現場の一人ひとりが常に改善を考える文化を大切にしてきました。新しい仕組みやルールの提案など、改善活動を支える基盤の一つとしてGMICSを活用しており、今後も活用の幅を広げていきたいと考えています。
今後は大量生産型の仕事が減少し、多品種少量生産への対応力がより一層求められるようになる中で、システムや情報をいかに活用して生産活動を支えていくかが大きなテーマです。例えば近年のプロ野球では、選手とコーチがタブレットの情報を見ながら配球や打撃について話し合う光景が当たり前になっています。当社も同じように、オペレーターとリーダーが感覚だけで会話するのではなく、「どこで停止したのか」「なぜ不良が発生したのか」といった事実を共有しながら改善を進められる現場を目指しています。
その土台づくりとして、当社では社員一人ひとりにパソコンを支給し、Excel教育や資格取得支援を継続的に実施しています。誰もが当たり前にデータを扱い、改善について話し合える組織を目指しているためです。今後も「21世紀型職人」の育成を進めながら、データを活かしたものづくりと工場運営をさらに発展させていきたいと考えています。








