- GMICS
- プラスチック成形
- 生産性向上
- 属人化解消
- DX推進
金型・成形技術とGMICSを融合し、品質保証体制を強化。スマートファクトリー実現に向けた基盤づくりを推進
三行合成樹脂株式会社

取締役専務 宮島 宏様
- 業種
- プラスチック成形
- 所在地
- 〒954-0104 新潟県見附市坂井町1丁目6番5号
- 設立
- 1943年
- 従業員数
- 110名(2025年2月現在)
- 事業内容
- プラスチック射出成形品製造、成形品組立
- ホームページ
- https://sanko-pla.jp/
- 代表者
- 代表取締役社長 宮島 拓人 様
金型技術と管理成形を強みに、新分野開拓を加速するプラスチック成形メーカー
三行合成樹脂株式会社様は、家電・住設機器向け部品をはじめ、産業機械、FA機器、医療機器、化学関連分野向けなど幅広いプラスチック射出成形品を製造されているメーカーです。長年培った技術力を強みに幅広い業界のニーズに応え、近年は新分野での事業拡大も進められています。
同社の強みは、金型技術を核とした成形技術にあります。成形時に金型内部の熱量を精密に管理することで、金型の寸法精度を製品へ転写できる高い成形品質を実現。また、成形条件を標準化した管理成形により、誰が作業しても同じ品質で生産できる体制を構築されています。
さらにISO13485の取得やDX推進による品質保証体制の強化にも取り組まれています。システムを活用した品質管理により、高い品質要求に応える体制を構築。その基盤としてGMICSを導入し、工場全体の情報を一元管理することで、トレーサビリティ強化とスマートファクトリー実現に向けた取り組みを進められています。こうした取り組みが高く評価され、経済産業省が実施する「DXセレクション2026」において「準グランプリ」を受賞されました。
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導入製品
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GMICS
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導入効果
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複数のシステムやExcel台帳に分散していた情報をGMICSへ集約し、生産から品質管理まで工場全体のデータを一元管理できる基盤を構築しました。これにより、将来の設備連携や自動化も見据えたスマートファクトリー実現に向けた土台づくりが進んでいます。
また、GMICSに蓄積された工程データや作業履歴を活用した品質保証体制を構築し、人の経験や注意力だけに頼らない運用を実現。不具合発生時の原因究明や影響範囲の特定を迅速に行えるようになり、トレーサビリティも大きく向上しました。
こうした取り組みにより、15年前には年に40件ほどあった一般品のクレームは昨年には1件まで減少。品質保証体制の強化に加え、新たな顧客との取引拡大や企業価値の向上にもつながっています。
導入前の課題
スマートファクトリー構想の実現に向け、分散した情報をつなぐ基盤づくりが課題でした。
GMICS導入前は、ERPやMES、自動倉庫システムに加え、それらを補完するExcel台帳など、約7つのシステムを組み合わせて運用していました。日々の業務は行えていたものの、情報が各所に分散しており、工場全体を横断したデータ活用や一元管理が難しい状況でした。
社内では約12年前からスマートファクトリーへの変革を構想し、2030年代には主力工程の無人化を目指しています。その実現には、生産や品質に関わる情報を一元管理し、将来的に設備やロボットとも連携できる仕組みが不可欠でした。また、人による管理だけに頼らない品質保証体制やトレーサビリティのさらなる強化も重要なテーマでした。
システム選定にあたっては約3年にわたり展示会や企業訪問を重ね、多くのシステムを比較検討しました。目指す構想をすべて実現しようとすると本来はスクラッチ開発が必要になるレベルでしたが、その中でGMICSは射出成形業界特有の管理機能を標準で備え、自社で描いていた理想像に最も近いパッケージでした。さらに、既存機能をベースに必要な拡張を行うことで構想の実現が見込めることや、将来的な設備連携の基盤としても活用できる点を評価し、導入を決断しました。
解決策と効果
人とシステムが連携する品質保証体制へと進化し、トレーサビリティのさらなる強化を実現しました。
導入時に最も苦労したのは、GMICSと現場設備、自社システムとの連携でした。どのようなデータをやり取りすれば理想とする仕組みを実現できるのか手探りの状態でしたが、ムラテックから技術的なノウハウや過去事例の情報提供を受けながら開発を進め、構想していたシステム基盤を構築できました。現在はGMICSを中心に工場全体の生産・品質情報を一元管理しています。
またGMICSとPLC、自社開発システムを連携し、工程データや設備稼働状況、作業履歴などを一元管理。品番や材料、検査結果などを自動照合し、条件を満たさなければ次工程へ進めないインターロックを工程の約8割に導入しています。機械が得意なチェックはシステムに任せるという考え方のもと、人による確認だけでは防ぎきれないミスの発生を未然に防ぐ品質保証体制を構築しました。
こうした仕組みづくりにあたっては、試験ラインでの運用や従業員へのヒアリングを重ねながら改善を継続し、自社開発システムは400回以上のバージョンアップを実施。その結果、現場にも無理なく定着させることができました。
不具合発生時には原因や影響範囲を迅速に特定できるようになり、トレーサビリティも向上。15年前には年40件ほど発生していた一般品のクレームも昨年には1件まで減少しました。さらに、こうした品質保証体制やデータに基づく管理の仕組みが評価され、新たな顧客との取引拡大や企業価値の向上にもつながっています。
今後の展開
時代ごとの技術発展を柔軟に取り入れ、人とロボット、デジタル技術が共存するスマートファクトリーを目指します。
自社ビジョンとして掲げている「スマートファクトリーへの変革」を見据え、その実現に向けて設備投資やシステム構築を段階的に進めてきました。今後もその構想のもと、製品の画像検査から自動箱詰め、自動搬送、自動倉庫との連携、出荷までをつないだ生産体制の自動化を目指しています。
こうした取り組みはその時々の設備投資や改善活動として進めてきたものですが、将来のスマートファクトリー実現に向け、一つひとつがつながる形で積み上げてきました。今後も時代ごとの技術発展に合わせて、新しいシステムや自動化技術を柔軟に取り入れながら、人とロボット、デジタル技術がそれぞれの強みを活かして共存できる生産体制を構築していきたいと考えています。
また、これまでGMICSを中心に蓄積してきたデータの活用も重要なテーマです。現場の管理や品質保証だけでなく、経営判断にも役立つ形で可視化を進めるとともに、AIの活用についても検討しています。蓄積したデータをより有効に活用しながら、時代の変化に合わせて進化し続けるものづくりを追求していきたいと考えています。








