2018年10月15日

自動ワインダー新製品を発売開始

村田機械株式会社

村田機械株式会社(本社:京都市伏見区竹田向代町136 社長:村田大介)は、繊維機械事業の主力製品である自動ワインダーの最新機種「PROCESS CONER Ⅱ QPRO EX」、「PROCESS CONER Ⅱ FPRO EX」を開発、10月15日から19日まで中国・上海の国家会展中心(NECC)で開催される国際繊維機械見本市「ITMA ASIA+CITME 2018」で初公開します。

 

PROCESS CONER QPRO EXについて】

High Quality(高品質)/High Productivity(高生産性)/Energy Reduction(省エネ)/Easy Operation(操作性)を謳う、ムラテック自動ワインダーの主力モデル。初期モデル「PROCESS CONER Ⅱ QPRO」発売時から改良を加え、便利なオプション機能のバリエーションを広げてきました。前工程からのボビン供給方式により「ストレートマガジン」「VCF」「ボビントレー」「リンクコーナー」の4タイプをラインナップし、お客さまの生産工程にフィットする設備レイアウトのご提案が可能です。

 

PROCESS CONER FPRO EXについて】

パッケージの巻き形状を左右する「綾振り(糸を左右に振り分ける機構)」について、通常使用される溝付ドラムをトラバース機構に置き換えた、当社自動ワインダーの上位機種。お客さまのニーズにより、リボンレスで理想的な形状の高品質パッケージ生産を求められる工程でご活用いただいています。

 

【従来機(PROCESS CONER QPRO/FRRO Plus)からの主な機能向上ポイント】

1) 高い省エネ性能

ドラムの省エネ駆動化、ブロアモーターの制御方法の見直しにより、前機種QPRO/FPRO Plusに対し、5%以上の省エネを実現。

 

2) 前工程の精紡機と連結した「リンクコーナー」において、精紡機のドッフィング(ボビンの交換)中も巻取りを続けることができるようになり、効率的な運用が可能に。さらに、巻取りユニットへのボビン供給量を制御し、つねに適正な量のボビンを供給・巡回させることで、生産効率の安定化を実現。

 

3) 供給ボビンボックスから自動供給する「VCF」において、供給ボビン容量が従来型の約2倍に。また、巻き上げたあとの空ボビンのストック容量も増加し、さらなる省人化、自動化を実現。