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テクノロジー・イノベーション
私たちは、紡績や金属加工、搬送システム、情報通信など、異なる市場領域で製品やソリューションを提供しています。多角的な事業展開から生まれるシナジーを生かし、自動化・省力化のテクノロジーを軸に、要素技術の研究開発から高度なカスタマイズ設計まで、革新的な技術開発に取り組み続けています。世界中の人々の暮らしが持続可能であるように、環境や資源への負荷を抑えられるような技術の創出にも挑戦しています。
多種多様な製品を提供する村田機械では、各事業部と研究開発本部・情報通信制御開発本部が役割を分担しつつシナジーを高めながら製品開発を行っています。
事業部は、それぞれの事業活動を通じて、各領域特有のコア技術を追求しています。紡績、金属加工、搬送、通信など、幅広い分野の技術を培っています。
研究開発本部は、各事業領域共通の基盤となるプラットフォーム技術を強化しています。情報通信制御開発本部は、通信や制御に特化した高付加価値な商品開発を行います。
各領域で培ってきたコア技術
研究開発本部・情報通信制御開発本部が中長期的な開発戦略で強化したプラットフォーム技術は各事業部のさまざまな製品に展開されています。
研究開発本部は、プラットフォーム技術強化、製品開発スピードアップ、新規事業育成の3つをミッションとして、技術開発に取り組んでいます。
事業部がそれぞれの領域で追求してきた専門性の高いコア技術から全社共通で活用できるプラットフォーム技術を抽出し、技術力を強化するとともに製品開発のスピードアップに貢献するための部門横断組織として研究開発本部があります。研究開発本部は、プラットフォーム技術の深堀を担う技術開発センターと、新規事業創出を目的とした事業開発センターで構成されます。
新事業領域
当社が手掛ける産業機械や搬送システムでは、信頼性の高い制御技術や、ICTを活用したソリューションが求められています。必要となる情報通信技術に特化した全社共通の開発部隊として、情報通信制御開発本部を設けています。ファクシミリや複合機をはじめとした通信機器を扱う情報機器事業で蓄積された高度な通信技術と、多様な分野での多彩な製品開発で培われた組み込み技術をベースに、各事業部製品の機能向上を図る応用技術を開発しています。
紡績・金属加工・搬送・情報通信とそれぞれの事業領域に応用する多種多様なプラットフォーム技術を蓄積しています。
機械製品に必要とされる価値=コア技術は事業領域によりさまざまですが、コア技術を形成・強化する各種のプラットフォーム技術を確立・進化させることで、より高度な製品品質の実現を目指しています。
研究開発本部では、技術ロードマップに基づき、重点的に深堀するプラットフォーム技術領域を定め、戦略的に研究開発を行っています。
さまざまな価値の実現につながる
ムラテックのプラットフォーム技術
積極的にタテ・ヨコでつながり、創造的な技術を生み出す組織風土を醸成するための取り組みを行っています。
多様な事業を展開するムラテックでは、ターゲット市場や、展開する製品分野、必要とされる技術領域が多岐にわたります。事業部を横断する研究部門として、将来を見据えた技術ロードマップを全社で共有することで知見の拡大を狙うとともに、新しいアイデアの創出を図っています。年に1度、全社で各ロードマップを共有する場を持ち、ロードマップのブラッシュアップや見直しを行っています。
事業部や研究開発部門の技術者のアイデアをつなげる場として、全社の技術社員が自由に参加できる交流会や、最新開発事例を共有する発表会なども定期的に開催しています。
新規技術の創出をさらに加速させるため、研究開発部門が中心となって積極的に産学連携やオープンイノベーションを推進しています。世の中の先端技術や当社にノウハウの蓄積のない技術を取り込むとともに、事業活動の流れだけでは届かない社会の技術トレンドなども積極的に収集しています。
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各事業部と全社横断の開発部門は、社内外でボーダーレスに人的交流や情報共有を行い、研究開発に携わる人材育成や開発環境の整備に積極的に取り組んでいます。開発の上流に当たるお客様のニーズや世の中のシーズを取り込み、優れた製品の提供を通じて、お客様の事業活動の先にある創造的でサステナブルな社会の実現を目指しています。