製品詳細
健康の取り組み
村田機械グループは、企業理念に定める「社員ひとりひとりの幸せ」と「豊かな社会の実現」を叶えるには、従業員が健康で、いきいきと活躍・成長することが基盤となると考え、「健康経営宣言」を策定しました。
今後も従業員のこころと体の健康保持増進を目指して、グループ全体で戦略的に健康経営を推進していきます。
※健康経営:従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること
村田機械グループ健康経営宣言
村田機械グループは、社員ひとりひとりの幸せの基本となる、こころと体の健康づくりを支援します。そのための職場づくりや制度の充実を推進し、全員がいきいきと活躍し成長することを通じて、企業理念に定める「豊かな社会の実現」をめざします。
村田機械株式会社
代表取締役社長
村田 大介
健康経営方針
少子高齢化や健康理由による労働人口の減少が社会的に問題視されていることを踏まえ、従業員のこころと体の健康保持増進に注力し、ひとりひとりの生産性やパフォーマンスを向上させることは重要な経営課題であり、企業理念を叶える基盤になると認識しています。そこで当社は「食事」「運動」「睡眠」「喫煙」「メンタルヘルス」の5項目を重点テーマとし、各施策を実施しています。そして、それらの施策が従業員の健康に対する意識・行動をどのように変容させ、経営課題に結びついているのか、戦略マップで明確にしています。

【健康経営戦略マップ】

※アブセンティーイズム:心身の体調不良が原因による遅刻や早退、就労が困難な欠勤や休職など、業務自体が行えない状態
※プレゼンティーイズム:出勤しているにも関わらず、心身の健康上の問題が作用して、パフォーマンスが上がらない状態
※ワークエンゲージメント:仕事に対してポジティブかつ充実している心理状態のこと
実績と目標値
経営課題解決に向け、指標ごとに数値目標を設け、実績および達成率を管理しています。なお、最終目標である「健康でいきいきと活躍・成長する従業員の割合(※)」については、生活習慣の改善やコミュニケーションの活性化、メンタルヘルス対策等の取り組みにより、2022年度が65%だったのに対し、2023年度は67%と毎年改善傾向にあります。
(※)健康eラーニングアンケート結果より
【従業員の健康状態】
項目 | 指標 | 実績 | 目標値 (~2024年3月期) |
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2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |||
食事 | BMIが18.5以上25未満の従業員の割合 | 63.8% | 64.6% | 64.7% | 70.0%以上 |
週3回以上朝食を抜いている従業員の割合 | 21.1% | 22.3% | 22.9% | 15.0%以下 | |
運動 | 週2日以上運動をしている従業員の割合 | 19.8% | 21.4% | 22.3% | 25.0%以上 |
毎日1時間以上歩いている従業員の割合 | 35.8% | 36.8% |
38.3% | 40.0%以上 | |
睡眠 | 睡眠で休養が十分とれている従業員の割合 | 67.4% | 65.1% | 64.6% | 70.0%以上 |
喫煙 | 喫煙している従業員の割合 | 22.4% | 20.5% | 20.3% | 20.0%以下 |
歯 | 何でも噛んで食べることができる従業員の割合 | 89.3% | 89.7% | 90.3% | 95.0%以上 |
メンタルヘルス | ストレスチェックで高ストレス者と判定された従業員の割合 | 10.1% | 13.1% | 12.1% | 10.0%以下 |
労働時間 | 1人当たりの平均年間総実労働時間 | 1964時間 | 1979時間 | 1950時間 | 1900時間以下 |
【従業員の健康管理】
項目 | 指標 | 実績 | 目標値 (~2024年3月期) |
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2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |||
健診 | 定期健康診断を受診した従業員の割合 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
有所見者のうち受診結果報告書を提出した従業員の割合 | 87.4% | 88.0% | 89.0% | 90.0%以上 | |
メンタルヘルス | ストレスチェックを受検した従業員の割合 | 94.5% | 91.7% | 93.5% | 100.0% |
【最終的な目標指標】
項目 | 指標 | 実績 | 目標値 (~2027年3月期) |
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2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |||
アブセンティーイズム | 心身の疾患による年間長期欠勤・休職者割合 | 1.3% | 1.6% | 2.1%(※3) | 1.0%以下 |
プレゼンティーイズム(※1) | 東大一項目版によるプレゼンティーイズム損失割合 | - | 24.3% | 23.6% | 22.5%以下 |
回答率 | 94.5% | 91.7% | 93.5%(※4) | ||
ワークエンゲージメント(※2) | ストレスチェックで高エンゲージメント者と判定された従業員の割合 | 8.7% | 10.7% | 9.7% | 11.0%以上 |
回答率 | 94.5% | 91.7% | 93.5%(※5) |
(※1)2022年3月期よりストレスチェックにて測定開始
(※2)2021年3月期よりストレスチェックにて測定開始
(※3)測定人数:6168人
(※4)測定人数:4948人
(※5)測定人数:4948人
健康取り組み事例
生活習慣の改善
重点項目である「食事」「運動」「睡眠」「喫煙」の改善に向け、各種施策を実施しています。
![]() 【健康アプリの導入】 |
![]() 【健康セミナーの開催】 |
![]() 【禁煙プログラムの導入】 |
![]() 【eラーニングの実施】 |
社内のコミュニケーション促進
従業員同士のコミュニケーションが活性化し、心身の健康につながることを期待して、各種イベントを実施しています。また、社内には同好会やクラブ活動があり、活動場所の提供や活動支援をしています。
![]() 【運動会の開催】 |
![]() 【ソフトボール大会の開催】 |
![]() 【健康イベントの開催】 |
メンタルヘルス対策
例年6月に、従業員50人未満の小規模拠点を含めた全事業所・拠点を対象にストレスチェックを実施しています。
ストレスチェックの結果をもとに、職場ごとのストレス傾向や原因を集団分析した上で、管理職へフィードバックするとともに当該職場の環境改善のためのアクションプラン策定と実施をお願いしています。その他に、セルフケアとして若手社員向けのメンタルヘルスeラーニング、ラインケアとして管理職向けの労務管理説明会も実施しています。ストレスチェックにて「高ストレス者」と判定された従業員の割合は、2022年度が12.1%であったのに対し、2023年度は12.0%となっております。
病気の予防・早期発見
【定期健康診断】
従業員の定期健康診断の受診を徹底しており、国内の受診率は100%を維持しています。健康診断の有所見者には受診勧奨を行い、産業医・保健師・看護師が治療状況の確認や未提出者への催促を行っています。2016年度よりネットワーク健診を導入することで、健康診断結果の基準を統一して有所見者への受診勧奨がスピーディーに行えるようになりました。また2020年度には約600万円をかけて新たな健康管理システムを導入し、健康診断結果、面談記録の管理の一元管理と、受診勧奨案内作成とメール送信など管理業務の効率化も進めています。
【特定保健指導】
特定保健指導対象者には、外部委託先や社内保健師による特定保健指導を実施しています。勤務場所や時間に関係なく指導を受けることができるようオンラインによる特定保健指導を積極的に勧めており、2022年度の実施率は21.0%です。
【その他各種検診】
村田機械健康保険組合では毎年歯科健診を実施しております。その他にも、人間ドックの受診補助や郵送がん検診、腫瘍マーカー検査を健康保険組合と連携して実施しており、疾病の予防・早期発見にも努めています。
多様な働き方
時差勤務、短時間勤務や、テレワーク勤務、1時間単位の有給休暇取得など、ワークライフバランスを保つための制度があります。また、持病があっても働きながら治療を継続できるよう配慮した「仕事と治療の両立支援制度」が設けられています。
外部認証
村田機械株式会社は「健康経営優良法人2023(大規模法人部門)」ならびに「スポーツエールカンパニー2023」に認定されました。 当社では、健康経営推進の一環として、従業員の健康維持、ワークライフバランスの確立、社内コミュニケーションの促進に関する各種施策を実施しておりますが、今後も引き続き、健康保持増進に向けた各種取組を行い、社員ひとりひとりの幸せの基本となる「こころと体の健康づくり」を支援し、全員がいきいきと活躍し成長することを通じて、「豊かな社会の実現」をめざしてまいります。

