2022年11月04日

バーワーク専用CNCターニングセンタ MT1051/MT1065を開発

村田機械株式会社(本社:京都市 社長:村田大介)は、バーワーク専用機として2スピンドル/2タレット・Y軸・回転工具を搭載し、複合加工と工程集約を実現するMT1051(標準タイプ)、MT1065(主軸径拡大タイプ)、MT1065高出力タイプ(主軸径拡大/ 回転工具高出力タイプ)の3タイプのCNCターニングセンタを開発。11月8日開幕のJIMTOFにMT1065(主軸径拡大タイプ)を出展します。

 

当社のターニングセンタはチャックワークのワーク自動搬送を前提としたガントリーローダ搭載を基本としてきましたが、MT1051/MT1065はその加工能力を活かしつつ、バーワークに特化したシンプルなマシンに対するお客さまのご要望に応え開発しました。

 

◇シンプル&汎用性

バーマシンに特化した開発思想で、コストとフレキシビリティを両立させました。


◇3パターンの機械仕様を準備

バー材径/主軸モータ/工具本数/回転工具出力を組み合わせ、MT1051(標準タイプ)、MT1065(主軸径拡大タイプ)、MT1065高出力タイプ(主軸径拡大/ 回転工具高出力タイプ)の3つのバリエーションをラインナップし、お客さまのニーズにきめ細かく対応します。


◇対話型プログラミング機能搭載 

ファナック製のプログラミングガイダンス機能「FUNUC MANUAL GUIDE i」を標準搭載し、加工プログラムに加えてキッシング/完成品払出しなどのプログラム作成が容易に行なえます


◇安定稼働

ムラテック最新の熱変位補正システムを標準搭載しています。設備の各所にセンサを配置。リアルタイム監視とフィードバックを行い熱変位の影響を抑え安定稼働を実現します。

 

主な仕様

 

MT1051

MT1065

MT1065(高出力)

タレットステーション数

15 × 2

12 × 2 ※

最大加工棒寸法

左主軸:Φ51 mm

右主軸:Φ42 mm

左主軸:Φ65 mm

右主軸:Φ42 mm

左主軸:Φ65 mm

右主軸:Φ51 mm

主軸モータ

左 11 kW/15 min

右 7.5 kW/15 min

左 15 kW/15 min

右 11 kW/15 min

左 18.5 kW/15 min

右 15 kW/15 min

回転工具モータ

2.2 kW, 連続トルク 8.0 N・m

2.2 kW, 連続トルク 11 N・m

工具シャンク

外径バイト □20, ボーリングバー Φ25

※タレット中間割出機能で旋削工具を最大24本搭載可能

CNCターニングセンタ MT1065