2021年03月30日

現行機の諸機能を強化した
平行2軸型CNC旋盤「MW100Ⅱ」を開発、販売開始

村田機械株式会社(本社:京都市伏見区 社長:村田大介)は、平行2軸型CNC旋盤「MW100」を開発しました。4月1日より受注活動を開始します。

 

平行2軸型CNC旋盤MWシリーズは、平行に配置された2主軸/2タレットの正面型旋盤です。素材の搬入から加工品の搬出までを自動化するガントリーローダを搭載した当社工作機械の主力シリーズで、自動車部品の量産加工ラインにおいて内外に数多くの納入実績があります。

 

今回ラインナップに加わった「MW100Ⅱ」(対応チャックサイズ:φ165mm(6インチ))は、従来機「MW100」の後継機として開発したもので、剛性と搬送機能を強化し、より高精度の加工とサイクルタイム短縮を実現しました。また左右のベッドを分離して主軸の振動の伝播を防ぐ「完全分離構造」を採用し、ワーク加工の高精度化を実現。さらに現行MW100の完全分離仕様機よりも横幅を165mm狭めてコンパクトにしました。
本機にはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)などにより高速化した改良型のガントリーローダを搭載し、さらなるサイクルタイムの短縮を実現します。
「MW100Ⅱ」をラインナップに加えることで、お客様の多様なニーズによりきめ細かく対応してまいります。

 

■ 平行2軸型CNC旋盤 MW100Ⅱ 主な仕様 

チャックサイズ

φ165mm(6インチ)

刃物台形状

8角タレット×2

主軸モータ

7.5 kW/30 min×2

主軸回転数

3,000 rpm,  4,500 rpm,   6,000 rpm

軸ストローク

(早送り速度)

X軸 130mm(24 m/min)
Z軸 110 mm(24 m/min)

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