2018年09月04日

平行2軸型CNC旋盤「MW120Ⅱ」
正面型CNCターニングセンタ「MD120Ⅱ」 を開発しラインナップ強化

村田機械株式会社(本社:京都市伏見区 社長:村田大介)は、平行2軸型CNC旋盤「MW120Ⅱ」、正面型CNCターニングセンタ「MD120Ⅱ」を開発。9月1日より受注活動を開始しました。

平行2軸型CNC旋盤MWシリーズは、平行に配置された2つの主軸と2つのタレットに取り付けられた工具で切削加工を行う旋盤。当社製のガントリーローダを搭載し、素材の搬入から加工品の搬出までを自動化しています。MWシリーズをベースにミーリング機能を加えた正面型CNCターニングセンタMDシリーズとともに、自動車部品の量産加工ラインにおいて内外に数多くの納入実績を持つ当社工作機械の主力シリーズです。

今回ラインナップに加わった「MW120Ⅱ」は、現行機「MW120」、「MD120Ⅱ」は現行機「MD120」の諸機能を強化。現行機やハイグレードモデル「MW120EX」と合わせ、きめ細かいラインナップにより、お客さまのニーズに応えます。両機は「MW120EX」で導入した高精度部品の採用や構造の変更を踏襲し剛性、追従性を強化。完全分離構造によりハードターニングにもご利用いただけます。「MD120Ⅱ」は加えてミーリング加工能力を強化し、工程集約時の生産性向上をはかりました。

さらに両機は高速化した新型ガントリーローダを搭載。新型ガントリーローダはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を使用するなど従来型に対して41%減の軽量化を実現し、最高速度を向上(X軸50%up、Y軸46%up、Z軸86%up)するとともに、加減速時間の短縮でワーク搬送時間を削減し、さらなるサイクルタイムの短縮を実現します。

当社は、自動車部品加工を中心とした量産加工に向けて、ターンキーシステムでお客様に最適な加工ラインを提供しております。 今回のラインナップ強化により、ボリュームゾーンである6インチ、8インチチャックの加工において、従来以上に提案の幅を広げてお客様のご期待に応えてまいります。

 

■ 主な仕様 

機種名

平行2軸型CNC旋盤
MW120Ⅱ

正面型CNCターニングセンタ
MD120Ⅱ

チャックサイズ

Φ165mm(6インチ),  Φ210mm(8インチ)

刃物台形状

8角タレット×2

12角タレット×2(オプション)

10角タレット×2

主軸モータ

7.5 kW/30 min×2

11 kW/30 min×2(オプション)

主軸回転数

3,000 rpm,  4,500 rpm,  6,000 rpm

軸ストローク

(早送り速度)

X軸 130mm(24 m/min)

Z軸 145 mm(24 m/min)

回転工具仕様

2.5 kW(8 Nm/連続)/4,000 r.p.m.

2.2 kW(8 Nm/連続)/6,000 r.p.m.

MW120Ⅱ平行2軸型CNC旋盤 MW120Ⅱ

 

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